こわい夢
投稿者ちきんさん
2010年04月20日 20:45:43
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自分が見ている、声がでない。
私は木造の広い板の間の部屋に居ます。 部屋の一方の障子は開け放たれていて、私は部屋の真ん中に布団を敷いて包まり、寝ています。 ふと窓を見ると、山の間から真っ黒な巨大な人がぬ、と出てきて、山を下りてこっちにやってきます。 ディティールは一切解らないのに、それが自分だとなんとなく解りました。 その黒い巨大な自分はのしのしこちらにやってきて、開け放たれた障子から此方を見つめます。 外にむかって開かれた部分を巨大な目玉が占めてこちらをじぃ、と見つめています。 怖くて、怖くて、目を閉じることも出来ず、口を大きくあけているのに声が出ません。 喉からは頼りない息が漏れるばかり、視線をそらすことも出来ずにどうしようもない罪悪感と恐怖で押しつぶされそうになります。
…そしてそのまま、目が覚めます。
目が覚めた時は、泣いている事が多いです。
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