変な夢
投稿者辛子さん
2010年02月06日 06:40:04
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屋外ステージ
屋外ステージがある。ステージには誰もいない。 円形にマイクがたくさん並んでいて、大勢の人がそれを取り囲んでいる。
ロック調の曲が流れ始めた。聞いたことのない曲。 囲んでいた中の一人がステージにあがり、適当なマイクをつかんで歌い始めた。 続々とみんなが続く。マイクをつかんで歌いだす。 知らない人がほとんどだが、友人や芸能人もいる。 とても楽しそうに、大きな声でみんな歌っている。
いつの間にか、私もそのステージにいた。 マイクの前に置かれたイスに座って、大合唱するみんなを見上げている。
楽しそう。歌いたい。でも、曲がわからない。
ふと隣を見たら、某男性歌手が私とおなじくイスに座っていた。 体を背もたれにゆだねて、ぼーっとしている。歌う気はないようだ。 ずっと見ていたら、私と目が合った。 しばらく見つめ合って、彼はくいっとあごを前にしゃくった。 「歌いたいなら歌え」 そういうジェスチャーに思えた。
私はおずおずと立ち上がって、マイクを掴んだ。 わからなくたっていい、適当に歌ってしまえ!
その途端、曲が終わってしまった。 みんな歌いきったことに感激しているようで、拍手したり歓声をあげたりしている。 私は一人取り残されて、マイクから手を離した。
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