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かなしい夢
投稿者柚太郎さん
2006年02月21日 11:57:18
哀しい街

哀しい街は僕の以前住んでいた場所だった。小学一年から、四年前までの九年間をその街で過ごした。僕は久しぶりの街に降り立ち懐かしさで一杯になる。懐かしい、通学路。魚屋さん、本屋さん。友達とカンを蹴りながら歩いた木の生い茂る暗い道。練り歩く僕の前に自転車に乗った父が姿を見せた。呼び掛けると僕に気付き、何故かペ・ヨンジュンつまりヨン様のライブのチケットを渡してくれた。ライブ中に、あからさまな不良達がヨン様を馬鹿にしながらダベっていた。そいつ等の一人が僕の古くからの知り合いだったので僕は少なからずショックを受けた。ヨン様は一曲歌い終わると爽やかな笑顔で退出。コンサートライブは終わった。会場を出るとそこは中学校の廊下だった。女子達は口を揃えて「不良って大嫌い」と言い合っていた。僕は、つくづく女子って勝手だなと思っていた。下駄箱で一人の女子が声をかけてきた。その子は常に笑顔だった。絶対にクラスメイトだったはずで、知り合いだったはずのその女の子はやはり笑顔で僕に色々質問してきた。だが僕は、その子が一体誰なのか分からない。まるで座敷童子とでも話しているようだった。放課後、帰り道、一人の下校。夢の中は一貫して寂しい色に覆われていた。何故こんなに哀しいのか。それは現実の僕が没落の一途を辿っているからに他ならなかった。あの時、あの頃の四年前までの僕は確かに優秀だった。今は全てを失った。だからこんなに懐かしく哀しい色に覆われているんだ。そう分かりながらカンを蹴りながら歩いた、木々の生い茂る光の射さない道。さっき話したクラスメイトの女の子が一体誰だったのか…思い出せない。そればかりではなく、他のどんな仲間達のことも思い出せない自分に愕然として、…そこで目が覚めた。


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